2006年04月22日

アウグストゥスの『平和の祭壇』公開へ

ローマ帝国初代の皇帝アウグストゥスが平和の女神「パクス」に捧げた祭壇が、再び公開される。

ローマ市長ヴェルトローニ市は、平和の祭壇とそれに併設した博物館を、今年のクリスマスに公開することを明らかにした。

平和の祭壇の修復は七年間続いていた。

http://www.repubblica.it/2006/04/sezioni/cronaca/apertura-ara-pacis/apertura-ara-pacis/apertura-ara-pacis.html


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2006年04月13日

コルレオーネ村でマフィアのドン逮捕

映画『ゴッドファーザー』でおなじみの、シチリアの村コルレオーネで、「ボス中のボス」として知られていたマフィアのドンが逮捕された。

ドンの名前はレオナルド・プロヴェンツァーノ。四十年間も逃亡生活を続けていた。「逃亡生活」とはいえ、実際は、妻や息子の住む家から2キロしか離れていない場所に隠れ住んでいたことが分かって、人々を驚かせている。

隠れ家の机の上には、イタリアで聖人と崇められているパドレ・ピオの写真、聖書五冊、そして対マフィア捜査マニュアルが発見された。

ボスが発見されたのは、誰かが裏切ったからではなく、警察がボスの伝令の跡をたどり続けた成果だった。プロヴェンツァーノは電話も、当然携帯電話も使わず、連絡はすべて手紙でのやり取りだけで済ませていた。

シチリアには、まだ『ゴッドファーザー』に描かれたマフィアの世界が生きているようだ。

http://www.timesonline.co.uk/article/0,,13509-2130223,00.html
http://www.repubblica.it/2006/04/sezioni/cronaca/provenzano/catturato/catturato.html

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2006年03月30日

家族四人惨殺事件で甥を逮捕

カタンザーロ近郊で、カミッロ・パーネ一家四人が殺害された事件で、警察は昨夜、甥のクラウディオ・トマイーノ、29歳を逮捕した。

トマイーノは、パーネ家の財務を管理していた。

しかし、動機はまだ不明で、金銭を巡るものか、悪魔崇拝に関連するものではないかという憶測が流れている。

警察は共犯者が少なくとも三人いたと見ており、捜査を続けている。

もう少し、事情がはっきりしてから、続報を書くことにする。


http://www.corriere.it/Primo_Piano/Cronache/2006/03_Marzo/29/catanzaro.shtml

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一家四人惨殺事件、続報

今日、警察は、殺害されたカミッロ・パーネ氏の甥、クラウディオ・トマイーノを取り調べ、自宅を家宅捜索した。

明日、検死解剖が行われる。

事件の展開はまだ予断を許さない。


http://www.corriere.it/ultima_ora/agrnews.jsp?id={F23DD174-141A-4039-A8DC-292C8F34E679}

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キリスト教に改宗したアフガン人、続報

キリスト教に改宗したため、アフガニスタンで死刑になりかけたあと、諸外国の圧力で放免されたアブドル・ラーマン氏に対し、イタリアが難民認定して受け入れることを表明した。外交筋の話では、ラーマン氏は、今晩イタリアに到着するらしいが、ベルルスコーニ首相は、ラーマン氏がすでにイタリアに到着したと発言している。

ドイツもラーマン氏の受け入れを表明する模様。


http://www.corriere.it/Primo_Piano/Esteri/2006/03_Marzo/29/apostata.shtml

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2006年03月29日

ベルルスコーニ首相「中国人は赤ん坊を茹でていた」

とんでもない問題発言をすることで有名なベルルスコーニ首相がまたやってくれた。

二日前に行われたナポリでの選挙集会で、首相は、「(左派は)、私が、共産主義者は赤ん坊を食べると何度か発言したと非難している。『共産主義黒書』を読んで欲しい。毛時代の中国では、共産主義者のたちは赤ん坊を食べていたのではなく、茹でて畑の肥やしにしていたことが分かるだろう」と発言した。

中国政府は当然これに抗議した。

これに対して、イタリア外務省は、首相の発言は過去に言及した発言であって、議論を巻き起こす意図はなかったと、苦しい説明に追われている。

首相が言っている『共産主義黒書』というのは、1998年にイタリア語版が出版された、ステファン・クルトワ(Stephane Courtois)の著書のことだそうだ。英語版も見つけた。



ことの真偽はともあれ、先進国の首相が公の場で発言するようなことではなかろう。

http://www.corriere.it/Primo_Piano/Politica/2006/03_Marzo/26/berlusconi.shtml
http://www.corriere.it/Primo_Piano/Esteri/2006/03_Marzo/28/cina.shtml

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モロッコ人の男、イタリア人家族四人を殺害か?

カラブリア州のカラッファという町で、月曜日(3月27日)カミッロ・パーネ氏とその妻、子供二人が殺害された事件で、警察は、パーネ氏の姉妹と結婚しているモロッコ人の男を任意で取り調べた。モロッコ人には、麻薬関係の前科がある。

モロッコ人の男は、パーネ氏の姉妹と婚姻関係にあるが、別居状態で、数年前に起きた事故の保険金のためだけに結婚を続けていると、パーネ氏から非難されていた。

1996年、モロッコ人の男とパーネ氏の姉妹の間に生まれた子供が交通事故で死亡し、二人が起こした訴訟の結果、25万ユーロの保険金が支払われることになっていた。また、女性にも毎月1000ユーロの障害者年金が支払われていた。

しかし、この1000ユーロは、ほとんどがモロッコ人の男の手に渡っていたらしく、女性は経済的に困窮し、別途生活保護を申請して、拒否されていた。パーネ氏は、姉妹を禁治産者にして、金がモロッコ人に渡らないようにしようとしていたらしい。

今のところ、逮捕に至るまでの証拠はそろっていない。

これは、本当のモロッコ人の話なのだろうが、イタリアでモロッコ人、「マロッキーノ」というと、ちょっと怪しげなアフリカ系(北アフリカも、ブラックアフリカも含めて)の総称で、あまりよいイメージはない。特に、北アフリカ系の男性は、女性を手なずけて、お金を搾り取るという評判があり、今回のケースはこのイメージにぴったりだ。


http://www.corriere.it/Primo_Piano/Cronache/2006/03_Marzo/28/genero.shtml

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2006年03月24日

ムッソリーニの邸宅、初公開

ファシスト時代のイタリアの指導者、ベニート・ムッソリーニが家族と住んだローマの邸宅、「ヴィラ・トルローニア」の一般公開が昨日(3月22日)から始まった。

18世紀の末に、イタリアの大貴族ジョヴァンニ・トルローニアが購入し、建築家ジュゼッペ・ヴァラディエールに改装させたため、この名前がある。

ムッソリーニは、1924年から1943年の間、家族とともにここに住んだ。彼が失脚、殺害された後、一時は英米軍の指令本部が置かれたが、その後は廃墟になっていた。四年前に550万ユーロをかけた修復が始まり、これがやっと完成した。

十九世紀の豪華な建築や装飾のほか、ムッソリーニが作らせた防空壕、進駐軍兵士の落書きなども見られるそうだ。

今度ローマを訪れる際には、ぜひ行ってみたい。

http://www.guardian.co.uk/italy/story/0,12576,1505784,00.html
http://www.timesonline.co.uk/article/0,,13509-2098769,00.html
http://www.romabeniculturali.it/villeparchi/239/354/385/schedabase.asp

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2006年03月17日

運転中の性行為で逮捕:男59歳、女70歳

イタリア北部の町、ベルガモの近郊でパトロール中の警官が、ジグザグ走行をしている車を見つけたので、停車させたところ、運転していたのは59歳の男、横にいたのは70歳の女だった。
二人とも半裸で。。。

なんだかすごい話だ。しかも、というか、もちろんというか、男は酔払い運転だった。男のほうは酔払い運転で処罰されたが、女のほうにはお咎めなし。日本だったら、両方処罰されているところだ。

男は結婚しているが、この70歳の女性とではなかった。

年老いてもお盛んな人というのはどこの国にもいるもので、特にイタリアらしいニュースというわけではないが、おもしろいので書き留めておく。

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http://www.corriere.it/Primo_Piano/Cronache/2006/03_Marzo/16/sesso_auto.shtml
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2006年03月11日

チーズご飯

今日は土曜日でたいしたニュースもなさそうなので、食べ物の話。

イタリアに行ってきた友人がミラノの食堂で、パスタとチーズをかけたごはんのセットランチが出てきたと驚いていた。
本当の話だと思うが、これはイタリアでは普通のことではない。なぜかというと、パスタとご飯(お米料理)は両方ともプリミピアッティ(第一の皿:コース料理で前菜と第二の皿の間に出てくる)と呼ばれるジャンルに属し、一回の食事で両方食べることはないからだ(ひとつの皿に半分ずつ乗っている場合はちょっと事情が違うが、それも珍しい)。同じ理由で、パスタとスープを一緒に食べたり、お米料理とスープを一緒に食べたりすることはない。こういう点では、イタリア人はものすごく形式ばっている。

もうひとつ、チーズご飯で思い出したことがある。ここでいうチーズご飯とは、塩水で茹でた米にパルミジャーノとかそれより1グレード下のグラナパダーノを削ったものをかけ、さらにオリーブオイルかバターをかける料理のことだ。チーズの質さえよければ、なかなか美味しい。私がピザで大学に通っていた時代(それほど昔のことではないので今でもそうだと思うが)、これは学食で、必ず選べる料理だった。そしてイタリア人はこれを、風邪をひいているときとか、体の調子が悪いときに食べる。ほとんど、日本人にとってのおかゆ感覚だ。彼らは、トマトなしの白い米なり、パスタなりが消化にいいと信じており、「マンジャーレ=アル=ビアンコ(白く食べる)」という表現もあるほどだ。私が風邪をひいていて、ご飯にトマトソースをかけたものを食べたりすると「大丈夫?」などと心配されたりする。正直言って、消化のよさは同じか、むしろ植物性のものだけのほうがいいような気もするのだが、彼らの信仰は揺るがない。

去年の末、イギリスで、ジェイミー=オリヴァーというTVシェフがイタリアに旅行して、料理をしながら食を探求するという番組をやっていた。その番組の中でジェイミーは、イタリア人が食べ物に対してものすごく保守的なことに驚き、どのような食べ物も試してみようとするイギリス人の姿勢と比較して、イギリスの食文化を見直したと言っていた。確かにその通りである。
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2006年03月10日

イタリア検察ベルルスコーニ首相とミルズ弁護士を起訴

今日(2006年3月10日)、ミラノの検察当局がベルルスコーニ首相とミルズ弁護士を汚職で起訴した。90年代の裁判中、企業法専門の弁護士デビッド・ミルズ氏が、ベルルスコーニ首相に有利な証言をした見返りに、60万ドル(七千万円ほど)を渡したという疑いだ。

ミルズ氏は確かにその金額を受け取り、それで、妻テッサ・ジャウエル(ジョウェル)英文化相と共同所有していた家のローンを返済しているのだが、金はベルルスコーニ氏からではなく、ディエゴ・アタナシオ氏というナポリの海運業者で、現在、汚職で服役中の人物から受け取ったと主張している(アタナシオ氏はこれを否定)。しかし、ミルズ氏は、2004年イタリア検察から取調べを受けた際に、金はベルルスコーニ氏から受け取ったということを認めており、彼の言っていることを鵜呑みにはできない。

しかし、イタリアでは4月の9日から10日に総選挙があるため、ベルルスコーニ氏の起訴自体が政敵の陰謀で、実際、検察は氏を有罪に追い込めるだけの証拠は持っていない説もある。

ミルズ氏の妻のジャウエル文化相の進退問題も含め、この話題ではしばらく楽しめそうだ。

コリエレ・デラ・セーラの記事
http://www.corriere.it/Primo_Piano/Cronache/2006/03_Marzo/10/processo.shtml
Times on Lineの記事
http://www.timesonline.co.uk/article/0,,2-2079581,00.html
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2006年03月09日

ベルルスコーニ首相

 テッサ・ジャウェル文化相の夫に賄賂を渡したことになっているベルルスコーニ・イタリア首相、スキャンダルはこれが初めてではない。以前にも収賄容疑で告訴されている。
しかし、以前告訴された時には、検察がほとんど証拠を持っていなかったため、首相側が勝っている。
 この、ベルルスコーニという人、メディアを始め、保険、土地など手広く事業をしており、ヨーロッパ屈指のお金持ちである。だから、そのことだけでねたむ人も多い。ちょっと信じられないかもしれないが、イタリア人というのはそういうことにとても感情的に左右されやすいところがあり、ベルルスコーニを嫌う人の理由を突き詰めてゆくと、結局そこにたどり着いたりする。あんなにお金を持っているのは、悪いことをしているからに違いないというわけだ。
ベルルスコーニの政敵である社会主義者たちは、プローディ元イタリア首相(元EU委員長)を初め、廉潔なイメージがあるが、政敵を追い落とすためには何でもしかねないところがある。悪(?)と戦うには手段を選ばないというのがその名目であるわけだが、悪だというのは単なる彼らの思い込みかもしれないので、彼らの言うことを鵜呑みにするわけにはいかない。
 イギリスでは、イタリア検察がデヴィッド・ミルズ(昨日の記事参照)を起訴するかどうか考慮しているというだけで、ミルズがものすごい悪者のような扱いを受けているが、イタリアの検察は政治的な動きをしているだけかも知れず、これだけでは判断できない。だいたい、起訴しようと思っているだけで指を動かさないのは、証拠がないからだろう。
 イギリスでは、イタリアのそうした奇妙で複雑な政治事情があまり知られていないようだ。


 あっ、それから昨日の牛肉の話だが、やはり新聞にも牛肉価格が上昇するかもしれないという記事が出ていた。まあ、それほどすぐに欧州市場を回復できるわけではないだろうから、すぐに牛肉が品薄になるとは思えないが、今のように安くは買えなくなるかもしれない。
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